国際砂防協会 会長挨拶


新会長就任のご挨拶

 私は2023年6月末から、前任の水山高久(京都大学名誉教授)から国際砂防協会の会長を引き継ぎました石川芳治と申します。簡単に私の自己紹介をさせていただきますと、1975年から1996年まで日本の国土交通省で働いており、その後、京都府立大学(1996〜2003)、東京農工大学(2003〜2017)で働き、その後、砂防図書館長(2019〜)を務めております。

 海外との関係では、インタープリベント理事(2012〜2016)および副会長(2016〜2020)を務めました。
 地球温暖化の影響もあり、最近では世界中で土砂災害が数多く発生しており、その被害も激甚化しています。さらに災害も複雑化、広域化する中で、土砂災害を軽減するためには国際的な情報や人的の交流が不可欠です。国際砂防協会は2004年に設立されて以来、世界で展開されている砂防を支援するための事業を行ってまいりました。

 約3年にわたるコロナ禍による行動制限によりオンライン会議やオンラインサービスに偏らざるを得ない状況でしたが、最近では対面での交流が再開されてきております。
 今後は対面とオンラインによる交流の双方の長所を生かして国際的な砂防に関する交流の支援に一層努力いたします。皆様のご支援とご協力を宜しくお願い申し上げます。
                             

一般社団法人 国際砂防協会
会長  石川 芳治